ふるさとの自然をまもりたい

気候危機と環境破壊は、
数多(あまた)のいのちと自然の豊かさに
楔(くさび)を打ち込んでいます。

先人たちは精緻に防災指定をし、
そして豊かな自然を保護育成・整備して
人々の生活を守ってきました。

森・川・海はひとつながりに循環し、
いのちを育み、恵みをもたらします。

私たちには、自然の豊かさ・美しさ・普遍的な価値を
将来世代に受け渡す責任があります。

市民の森での風力発電計画中止を求める署名活動にご協力をお願いいたします。

活動紹介

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母なる音を聞きながら

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当会について

気仙沼市の風力発電計画に関心を持った市民により、2023年6月に発足いたしました市民団体です。

気仙沼の自然

私たちが守りたい気仙沼の自然風景を写真にてご紹介いたします。

「気仙沼の森と海を守る会」が最も伝えたいことは何ですか?

人類も地球生態系の一員であるということです。生態系に境界はありません。自然も人も社会も、すべてが何らかの形で繋がりあい共存しています。

しかし、温暖化・気候変動以外にも、全地球規模で進む深刻な環境破壊と環境汚染が、地球生態系を危機にさらしています。それらのほとんどは人類の行為の結果であり、人類はその責任をとらなければならないと考えます。

1970年代になってから地球大気の仕組みについての理解が進んだことで、80年代末には科学者によって、地球温暖化が深刻な問題となることが指摘・警告されていました。にもかかわらず、各国政府は、その警告を真剣に受け止めず、実効的な対策を遅らせ、経済と市場の成長を優先させた結果、現在のような危機的な気候危機と環境汚染を招きました。

そして、自然生態系への、気候危機で苦しむ人たちへの、私たち一人ひとりの無関心と無知がそれらを助長してきました。

自然や環境を保全することにはどんな意味がありますか?

地球環境を保全することは人類の使命だと考えます。 地球という惑星はすべてが有機的につながっている「ひとつの星・ひとつのいのち」ですから、各人が住んでいる場所から環境保全に関わるべきです。

先進国の豊かな生活を享受してきた私たちは、いつの間にか自然と分断した生き方を選択してきました。人間中心主義から自然を捉え、自然は人間にとって単なる都合の良い素材・材料・物質・資源、つまり「it・それ」になってしまいました。そして、人間の価値観も、自然に対して利己的で貪欲・無関心になってしまいました。このままでは、人類の欲望のため自然は蕩尽され、いずれ地球は生命が住めない惑星になってしまうのでは?という危機感があります。

地球の美しさと豊かさを取り戻したい、地球の自然環境や資源は、すべての生物の「コモンズ」(社会的共有資産)だと考えます。不必要な自然改変を伴う行き過ぎた開発は、生態系を分断し人と自然の共存を危機にさらすと考えます。

今、私たちは岐路に立たされている。私たちはずっと高速道路を走ってきた。快適でスピード感に酔うこともできた。しかし、行き着く先は破滅。もう一つの道は、人はあまり行かないが、この道を行く時にこそ、自分たちが住んでいるこの地球の安全と生命を守ることができるのだ。

レイチェル・カーソン